2026.10.08
【新刊案内】当協会理事・結城康博先生の新著が出版されました
このたび、当協会の理事を務める淑徳大学総合福祉学部教授・結城康博先生の新著が出版されましたので、ご紹介いたします。
制度の狭間で生じる課題や「埋もれた声」に真摯に向き合ってきた結城先生が、待ったなしの状況を迎えている介護現場の現状と、誰もが安心して暮らせる社会に向けた提言を深く掘り下げた一冊です。
■ 書籍概要
介護保険料を納めていても、必要な介護サービスを受けられない時代が目前に迫っています。 超高齢化が進む日本において、介護現場の人材不足は深刻を極めており、もはや先送りのできない大きな社会的課題です。
本書では、現場で起きている多様な問題を具体的な実態とともに描き出し、現行制度の抱える課題と、今まさに求められている抜本的な改革の必要性をわかりやすく解説しています。
介護を必要とするご本人やご家族、そして現場を支える事業者や福祉職の皆さまにとっても、これからの地域社会と介護のあり方を共に考えるための大切な一冊となっています。
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■ 本書の目次
- はじめに
- 第1章 介護職員がいない現場
- 1 安心した在宅介護が受けられるのか?
- 2 介護施設も危機的!
- 3 深刻な介護人材不足の実態
- 4 ケアマネジャー不足
- 第2章 それでも介護職員として働く
- 1 低賃金化する介護職
- 2 介護職員が集まる現場
- 3 介護現場で働き続ける
- 4 有料人材紹介及び派遣会社等に介護職が集まる
- 5 外国人介護職員の期待と課題
- 6 介護職員はいないがゼロではない!
- 第3章 介護職員不足で生じる問題
- 1 介護施設での入浴
- 2 在宅での入浴介助
- 3 ボランティアも足りない
- 4 保険外サービスの現状
- 5 スポット介護(スキマ介護バイト)で凌ぐ
- 6 スポット介護(スキマバイト)の仲介業者に聞く
- 7 制度あってサービスなし
- 第4章 マナーの悪い高齢者は敬遠される
- 1 介護事業所から選ばれる
- 2 拒まれるケース
- 3 質の悪い介護職員には
- 4 若い世代に不人気職種
- 終 章 どうすればいいのか?
- 1 介護ロボット、ICT化、DX化は?
- 2 ヘルパーの公務員化
- 3 介護事業所は何をなすべきか?
- 4 要介護者や家族がなすべきこと
- 5 転換すべき介護の捉え方
- 6 制度・政策の視点から
■ 著者プロフィール
結城 康博(ゆうき・やすひろ) 一般財団法人健やか親子支援協会 理事 / 淑徳大学総合福祉学部 教授
1969年生まれ。法政大学大学院博士課程修了(政治学)。地域包括支援センター(社会福祉士・ケアマネジャー・介護福祉士)および民間居宅介護支援事業所勤務を経て、現職。
主な著書
- 『介護職がいなくなる――ケアの現場で何が起きているのか』(岩波ブックレット)
- 『介護 現場からの検証』『介護格差』(以上、岩波新書)
- 『自分の介護』(風鳴舎)
- 『わかりやすい 社会保障制度 改訂版――はじめて福祉に携わる人へ』(共著、ぎょうせい)ほか多数。
当協会は、子どもから高齢者まで、病気や障害の有無にかかわらず、すべての人が住み慣れた地域で自分らしく安心して過ごせる包摂的な社会の実現を目指しております。結城先生の著書を通して、日本の福祉とケアの未来について一人でも多くの方と考える機会となれば幸いです。
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